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どうしたらいい。
身体は早く信之助が欲しいとその窄まりをパクパクさせている。
こんな醜態、漢助以外に見せたくない。
信之助はそんな十汰の窄まりを見てごくっと唾を飲む。もう、我慢の限界。そう、何度も呟いていた。
そして、信之助は笑いながら、ピトッとその狭い窄まりに猛った逸物を当て始めたのだった。
「じゅったん……」
「や…やめ……」
信之助の身体が十汰の身体に体重を掛けようとググッと前のめりになった。
そして、中へとそれを挿入しようと息を詰める。
「かん…すけ……っ」
そう目を瞑り、名前を呼ぶ十汰。
助けなんて来ない。漢助は絢を助けに行ったのだから……ここには絶対に来ない。
なのに、漢助の名前が出てしまう。
なんでなんだろう。
「んっ……え? なっ、なんだ!」
その時だ。銃声が、パーンッパーンッと二度ほど大きく鳴った。
「う、ウワッ!」
そして、頑丈にできたベランダの窓がパリーンッと音を立て粉々に割れ、生温い風がブワッと十汰の頬に触れた。
「テメェ……許さねーぞ」
でも、入って来たのは生温い風と雨だけではなかった。その割れた窓の破片を踏み、中にずぶ濡れの男が入って来た。
「う…そ……」
朦朧とする意識の中見たのは、銃を持ち、憤りを醸し出した漢助の姿だった。
これは願望、夢、幻? 十汰は涙で濡れた瞳で、その男を見詰めた。
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