第8章 嫌悪

16/16

353人が本棚に入れています
本棚に追加
/157ページ
 そんな漢助に、誠は笑い、竜平は悔しそうに舌打ちを向けた。 「……かん…すけ……」  十汰はユサユサと揺れながら、漢助の太い首にしっかりとしがみ付き、漢助の匂いを嗅いだ。  それは落ち着く、あの時と変わらないミントの匂いだった。
/157ページ

最初のコメントを投稿しよう!

353人が本棚に入れています
本棚に追加