第9章 深愛

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 十汰は無言でこくっと頷くと、両手を伸ばして漢助の広い背を抱き締めた。  好きで、好きで好きで堪らない。  初めて会った時に感じた気持ちは薄れる事は一度もなく、濃くなる一方で止めどない。  漢助を知れば知るほど、側にいればいるほど、手放したくはない。  それは漢助も同じだと、ようやく伝わった。 「抱いて……漢助……」  強く、壊れるくらいに激しく。  十汰は漢助の耳元でそう囁いた。 「言われなくても抱いてやるよ……」  その言葉に、漢助がぺろっと舌を出し下唇を舐める。そして、ニヤッと笑い十汰の両腰を鷲掴むと、太腿を触り、両膝を折った。  あられもない姿。でも、今の十汰は羞恥よりも期待や好奇心の方が勝っていた。  そんな十汰の気持ちに応えるかのように、漢助が猛った逸物を十汰の解れたア◯ルに当てがった。 「ンッ、ングッ……ンンッ」  ゆっくり、漢助の物が入って来る。  その大きさに、息さえできない。  痛くて裂けそうだ。 「ああッ---……」  でも、そんな十汰を見ても漢助は腰を進める事を止まない。ゆっくり、慎重に中へと挿入して来る。 「くっ……ハァ……キツ……っ」  漢助は額に汗を滲ませ、我慢した表情を浮かべていた。  そのア◯ルの狭さに困惑しているようだ。 「ハァ……ンンッ……」  でも、十汰の身体は順応性が高いのか、それとも、薬のせいなのか分からないが、どんなに痛くても漢助の猛ったペ◯スを拒む事は無かった。  むしろ、無意識にもっとその奥へと招いて行く。 「喰われてるみたいだ……っ」 「あんっ…アッ……」  漢助は自身のペ◯スを飲み込んでいる十汰のア◯ルを左右に拡げ、ジッと見詰めて見惚れている。  そんな漢助を見て、十汰もまた、漢助のそこを締め付ける。 「うっ、ヤバイ……もう無理だ……っ。動くぞ」  そう言って、漢助は突然腰を引いた。  でも、次の瞬間。グッと一気に最奥を突き上げた。
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