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十汰はその突き上げに、背が仰け反る。
痛みよりも快楽がぶわっと押し寄せて来たからだ。
「あうっ…アッ……そこぉ……アッ」
ガツガツと腰を自由に動かされ、結合する部分が擦れる。
でも、それさえも十汰にとって快楽だった。
「ウッ…アッ……イクッイクゥ……ッ」
十汰は激しく身体を上下に揺すられながら、漢助のペ◯スを咥えたまま何度もイッた。
でも、身体の火照りやペ◯スの熱は治る事はない。
「ハァ、十汰……っ」
漢助も同じだった。
十汰の中に一度出しても、萎える事はなく継続した形を保ち、何度も突き続ける。
「気持ちぃ……そこ、もっと突いてぇ……ッ」
十汰は自身で腰をうねらせ、さっき偶然擦ったこりっとした部分を教える。
そこが、一瞬ざわざわして気持ちよかった。
「ハァ、ハァ、ンッ……あう…あッ……ンンッ」
漢助はそこを何度も責め続け、十汰はその度、何度もイッた。
頭はもう、一つの事しか考えられなかった。
「じゅ…た……うっ…ぁ……」
自分を抱く事に夢中になっている、この男の事しか。
「漢助っ…かんす…け……ッ」
十汰は漢助の名前を何度も呼んだ。それと同じくらい漢助も十汰の名を呼んだ。
二人はお互いの熱が治るまで何度も相手の身体を貪り、何度も突き、突かれた。
そして、二人は互いの熱に酔いしれるくらいの濃い時間を、時間の許す限り続けたのだった。
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