353人が本棚に入れています
本棚に追加
/157ページ
物足りない。物足りない物足りない。
指で良いから漢助に触られたい。
ここをグリグリと回すように動かして欲しい。
「ああっ…んん…アッ……すけ……っ」
そんな目を十汰は漢助に向ける。
でも、漢助はジッと見詰めるだけで触ろうとはしない。
そんなに自分は魅力がないのだろうか。
そう思うと虚しくなる。
「お前な……」
「え? アッ! アウッ!」
突然、さっきまで動かなかった漢助が動き出し、十汰に襲い掛かる。そして、十汰が欲していた物がグググッと強引に挿入された。
「アアッ! ゆび…んんっ……ッ。俺のぉ……」
十汰の指はまだ入ったままだ。なのに、漢助はその指と共に自身の人差し指を挿入して来た。
そのせいで、漢助の指がいつもよりもリアルに感じてしまう。
(指が…漢助の指が……っ)
自由に出し入れされ、十汰の指では届かない場所へと刺激した。
「おら、イケよ……」
「や、ヤダ……ッ」
「フッ。我慢なんてできんのか? まだ前立腺触ってねーんだぞ」
そう言って、漢助の指がコリッとした部分を一瞬だけ掠めた。
「ううっ……。で…でも……俺…漢助と仕事したい……」
その急に来た快感に耐えた十汰は、涙目で漢助にそう伝え、ア◯ルに挿入されている漢助の手をさっきまで自身のペ◯スを扱いていた手で掴む。
「はぁー…まだ言うか……」
「お…俺は……漢助の恋人だもん……相棒だもん……。手伝い…たいんだもん……」
誠みたいに、漢助の隣に相応しい人間になりたい。
最初のコメントを投稿しよう!