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「マ、マサくん……だよね? 凄い! アバターそっくり!」
「アナタはハルさんでしょ? あはは、やっぱり女の人だったんだー」
「へ?」
彼は私の正体を即答した。
やっぱりって……何ですぐに分かったの?
「だってね、オヤジオヤジし過ぎててちょっと胡散臭かったから、きっと女の子が無理して演じてるんだろうなって。それにしても、実物が僕のイメージ通りで驚いた」
「あ、あは……そ、そうなんだぁ?」
えーと……いや、割と素を出してたんですけど?
それが逆に疑わしいと言われると、私ってどうよって感じなんだけど。
けれども、私がおっさんではないと分かっていたのは昌己だけだったようで……
「ええ! ハルさんてこんなに若い女の人だったの?」
「ウッソ! ギャップも甚だしいわー」
他の人達の反応は概ね私の期待通りだった。
ネット上と同様、すぐに意気投合した私達は、その日おおいに盛り上がった。
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