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わずかな刺激でも腰が大きく揺れる。 那音の体内に入ったレヴィの血はきちんと呼び水の働きを全うしているようだ。 (これだけ順応していれば苦痛は伴わないだろう) レヴィは予想以上の那音の反応にホッとしながら、次々に快感を高めていく。 卑猥な音を立てて那音の熱棒を口に咥え、舌で愛撫しながら顔を上下させると、白いシーツを掴んだまま腰を突きあげた。 「いやぁ……、イ……イク……イク……ッ」 那音は一層大きくビクンと跳ねたのち、ぐったりとシーツに沈み激しい呼吸を繰り返した。 白くうねる肢体が薄闇の中で妖艶にレヴィを誘った。 口内に吐き出された白蜜をレヴィはすべて飲み干した。 「甘い……。お前のものはすべてが甘い」 女性経験も多くなければ、誰かに自分の精子を飲まれるなんてこともなかった。 レヴィと出会って、この体はその行為を受け入れられるようになったのだ。 那音は脱力した体をわずかに起こし、達したばかりの熱棒を丁寧に舐めるレヴィを見つめながら頬を染めた。 「――飲んだ、のか?」 紫色の瞳を細めて「そうだ」と目で答える彼に猛烈な羞恥を抱き、那音はベッドに倒れこむと両手で顔を覆った。 その間にも彼の舌先はもっと奥にある蕾へと進んでいた。 慎ましやかに佇む淡いピンク色の蕾は、これから凶暴なもので散らされるとは知らず、先程の余韻でヒクヒクと動いている。 その蕾をゆっくりと指の腹で撫でるようにしながら、ツプリと指先が侵入した。 「あ……っ」 敏感な場所に感じた異物感に那音は体をくねらせる。 前に一度、体の自由を奪われた時に入れられたことはあったが、今はその感触を嫌悪することはなかった。 長い指は抉るように深くへと押し進んでいく。レヴィの美しくしなやかな指先が排泄器官に入り込んでいくと思うだけで、一度達したはずの熱棒が頭をもたげていく。 「やだぁ……そこ……っ、汚い……からぁ!」 羞恥から必死になって追い出そうとすればするほど、那音の中は指を喰い締めていく。 中でゆっくりと円を描いていた指が抜け、その喪失感に短く吐息する。
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