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そして、蕾は彼の指を受け入れ再び拡げられていく。
しなやかとはいえ男の指だ。その指が二本揃えられたまま蕾の奥へと進んでいく。
「あぁ……んっ」
「痛いか?」
「ううん……いた……く……なっ、はぁ……はぁ……っ」
クチュクチュと聞こえるのはレヴィが指を交互に動かし、激しく、そして丁寧に抜き差しを繰り返し始めていたからだ。
潤滑剤を使わなくてもこれだけ潤んでくることはあり得ない。まるで女性のソレのように変わってしまった場所に恐怖を感じながら、那音は顎を上向かせてシーツを掴み寄せた。
那音の中にある敏感な部分を指がかすめるたびに、体中に電気が走ったような激しい快感に襲われ、勃ち上がった熱棒から蜜が一筋滴り落ちた。
「――だいぶ体が馴染んできたようだな」
レヴィは一気に指を引き抜くと、自分も着ていた礼服をすべて脱ぎ捨てた。
無駄なものが全くない引き締まった体は、普段着ているスーツの上からでは想像がつかないほど立派だ。芸術家が見たら彫刻のモデルをこぞって頼みにくることだろう。
銀色の茂みの中で腹につきそうなほど勃起した長大な楔に那音は息を呑んだ。
セックスはせずとも何度も目にしたことはあったが、あまりにも凶暴なレヴィの楔は那音の口には収まらないくらい太くて硬い。
それを自らの手で数回扱きあげると、那音の両足を持ちあげ大きく開きながら折り曲げた。
膝が肩につくほど曲げられた身体は苦しかったが、彼を求めて止まない蕾に押しつけられた楔の熱さに、那音の体はうち震えた。
レヴィがぐっと腰を押しこむと、先端が狭い蕾をわ割り裂いて侵入を開始する。
十分に解された蕾は濡れながら彼を導くように、思いのほかすんなりと咥えこんでいく。
「あぁ……やぁっ、く……苦し……ぃ!」
それでも強烈な異物感と、内臓を押し上げる圧迫感が那音に容赦なく襲い掛かった。
なるべく息を止めるなと言われていたにもかかわらず、上手く呼吸が出来ずに全身に無駄な力が入ってしまう。
途中、躊躇することなく根元まですべてを入れ終えたレヴィがホッと息をついた。
白い双丘の間に赤黒い太い楔が淡く色づいた蕾を限界まで割り開いて入っている様はあまりにも残酷で、それでいて扇情的な光景だった。
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