2章

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翌日 「えーっと、確か約束の時間は10時だった。ジジイ(ニコラスの父。チャラ男。)が言うには、男は最低でも約束の時間の30分前には着いてなきゃいけないと言っていたな。」 と一区切りして、 「それ考えるとルリ早すぎねえ?」 と思っていた。 そう、ニコラスはチャラ父の言い付けを守り約束の時間の30分前には着いていた。 そして、恐らくルリは推定1時間前には着いていたと思われる。 「まあいいか。」 ニコラスはルリに近づき、 「ようルリ。」 と肩を軽く叩いた。 「あ、ニコラスさん、おはようございます!」 「おう、おはよう。」 「今日はいっぱい楽しみましょうね!」 と天真爛漫な笑顔で言うルリ。 「そうだな。」 とニコラスは返事をする。 ~園内~ 「あれ行っとくか?」 と言うニコラスが指差したのはお化け屋敷。 「…。」ガタガタガタ… 「怖いなら辞めとくか?」 と言うニコラスだったが、 「ぜ、ぜぜぜぜぜぜぜ全然怖くなんかないです!さあ、いいいいいい行きましょう!」 と言い、ニコラスの腕を引っ張って行った。 お化け屋敷から抜け出して、 「ったく。嫌ならそう言ってくれよ…。中にいたゴーストポケモン達もなんか申し訳なさそうにしてたぞ。」 「す、すみません…。」 そう、中にいたのは化け物ではなくゴーストポケモンだったのだ。 「次は何やる?決めていいぞ。」 「本当ですか!?なら、アレが良いです!」 「…なあ、流石にアレは辞めとこうぜ?」 「何でですか?」 「だってアレ、メリーゴーランドじゃねえかよ!?」 と言うニコラス。 「子どもがいるならまだしも俺らみたいな歳の奴が乗るような代物じゃねえだろ!?」 と、ツッコミを入れるニコラス。
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