6人が本棚に入れています
本棚に追加
恋とライフセーバー
!?!?!!!。
その時、ラフな格好でレジ袋を手にしていた海司はコンビニの傍で柚貴と柚貴に復縁を迫っている男の姿を目にした。
あいつゲイだったんだ…。
海司がそう思った瞬間、柚貴の元彼が柚貴の腕を掴んだ。
「痛っっ」柚貴はそう言いその眉をひそめた。
その時、柚貴の顔を見た海司はその目を見開いた。
「おいっ」海司はそう言い柚貴の元彼を怯ませると柚貴の元に歩み寄り始めた。
「なっ何だお前っっ」柚貴の元彼はそう言いながらファイティングポーズを片手でした。
「お前いい加減にしろよ」海司はそう言うと柚貴の腕を掴んでいる柚貴の元彼の腕を掴んだ。
「イテテテテテテテテテテテテテテッ」
「海堂さんっ」
「こいつは俺のもんだ」
「「…エッ」」
その時、元彼と声をそろえた柚貴は数分後、海司と共に防波堤に座っていた。
夕日が沈みかけている海。潮風が時折、柚貴の髪の毛を揺らしている。
そこで少し前から夕日を眺め始めた二人はイイ雰囲気で夕日を眺め続けている。
「…あっあの、さっきは有難うございました。助かりました」柚貴は意を決したかのようにそう言う俯き頬を染めた。
「…どういたしまして」その時、柚貴のリアクションを見、自分に気があると言う事を悟った海司はその顔を綻ばせた。
解りやすい奴…コイツになら浮気されてもイイかも…。
「小板…」海司がそう言い柚貴の視線を引いた直後、海司っという声が二人の鼓膜を揺らした。
「…瑛賀」海司は瑛賀の姿を見るや否やそう言いその顔をしかめた。
「そんなあからさまに嫌そうな顔しなくても…」瑛賀はそう言うと柚貴に視線を移した。
「海司、絶倫だから大変だと思うけど…」
「瑛賀っっ」
「!?!?」柚貴は瑛賀と海司が付き合っていた事を知らなかった為、言葉を失った。
「アレ?言ってなかったっけ?オレ海司の元彼でネコなんだよ」
「!そうなんですか!」その時、海司がタチだと言う事を知った柚貴はその顔を綻ばせた。
その後、瑛賀を一睨みしその場を去らせた海司は柚貴を口説き二人は付き合い始めた。
最初のコメントを投稿しよう!