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「ガードレール」「続きがあるから」「トイレ」
公園のトイレの裏手からはガードレールが伸びていく。奇妙なことにそのガードレールは森へと長々と続く。ガードレールの先には異世界があるという噂話が広がるには仕方ないことだ。
「続きがあるから仕方ない」
「そりゃあね」
「夜は嫌いだ。長いから」
「昼は?」
「昼は嫌いだ。終わるから」
「ガードレールの先に行ったことはある?」
「うん。現実しかなかった」
残念ながら彼の人生はまだ続きがあるようだった。
天藍へのお題は『「ガードレール」と「続きがあるから」と「トイレ」』だ。書けるもんなら書いてみやがれ。
https://t.co/iUsm5MaRX7
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