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「ディランのことフレイア嬢ありがとう」
そう王が言った
「いえ、でもクルミーナ様が・・・」
その日祈りをささげていたクルミーナが祈祷場からなかなか戻らないため見に行ったメイドが白目をむいて死んでいる彼女を見つけた
呪い返しの頭痛に耐えれなかったのである
それからしばらくして
「ブルック子爵から娘のマーガレット嬢とディランの結婚の承認依頼が来ている」
王がブルック子爵からからの書状を見て言った
フレイアがにっこりと笑い
「そうですか、よろしいと思いますよマーガレット様はとてもディラン様の事思ってらしたから」
そう言ううと王は一つため息をして
「そうだな、これで皆幸せになれる・・・」
「・・・そうですね・・・」
「クレセントの子は男の子と女の子の双子だったそうだ」
「おめでとうございます」
「私に話とは?ブライアンには内緒とは穏やかじゃないな」
「ブライアンさまとの婚約を解消します。」
「!何を言うのだあんなに愛し合っているのに」
「私は不老不死です、そして子が産めません」
「!不老不死!?」
「子が産めなければ王妃として意味がりません」
「側室をもらえば良いではないか!」
「ブライアンはたぶん側室を設けません」
「ああ・・・そうだな・・・」
「明日私はこの町を出ます。
私の処遇は王家の秘宝を盗み男と駆け落ちしたことにしてください、
家のことはすみませんが穏便にお願いします。」
「ブライアンと話し合わないか?」
「いえ、この国には彼は必要です、一緒に時を刻めない、子供も作ってあげれないそんな女では彼の足手まといです、記憶を少し操作させていただきます王様以外の」
「フレイア・・・君は一体何者なんだ?」
「女神の使徒・・・世界の調整をするもの」
「女神・・・」
「王よこの国をブライアンとともに良い方向に導いてください、さようなら」
フレイアが目の前から消えた
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