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楽しい思い出を作って、俺にもっと惚れさせるんだ!
そう意気込んで遊園地に来たものはいいものの俺が絶叫系が苦手なのが派手に叫んでバレてしまい、食事にハンバーガーを買ったはいいけど食べるのが下手なのがバレてしまい、カッコ悪いことこの上ない。
優菜ちゃんは、ケラケラ笑ってくれるけど、このままでは沽券に関わると何かないかと辺りを見回す。
あ!あれなら!
俺は優菜ちゃんの手を引く。
「あそこに行こう!」
「え?」
優菜ちゃんは、一瞬驚いたように立ちすくむ。
「どうしたの?」
「正樹くん、結構、男らしいとこ、あるんだね……。はじめて手を繋いだ……」
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