きっと日常のことだから

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そうだった!お付き合いなんて、はじめてだから臆病になってたけど! 「あはは。付き合ってるんだから当たり前じゃん!」 強がってみたけど、心臓がバクンバクンいってる。 俺が優菜ちゃんの手を引いてたどり着いた場所は、お化け屋敷。 絶叫系のコースターより遥かにマシだ! なんたって俺はホラー映画が大好きだからな! 優菜ちゃんは、お化け苦手そうだから、頼りにされるかも知れない! 優菜ちゃんは、ふふと笑って「行こう」と応えてくれる。 二人で手繋ぎをして、入り口に辿り着くといかにも柄の悪そうな白髪ひげをたくわえたおじいさんが受付にいた。 「入るのかい?かなり怖いが大丈夫かい?」 突っ慳貪に言われて、ムッとくるが所詮お化け屋敷と思って至って丁寧に返す。
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