5人が本棚に入れています
本棚に追加
「スゴい凝ってるな……。優菜ちゃん、大丈夫?」
そう優菜ちゃんに声をかけると優菜ちゃんは、口を押さえながら、あるものを指差した。
その指の先に俺は目線を贈る。
「ひっ!」
そこには首吊りした人体……、いや人形だろう。
しかし、たかる蝿といい生臭さといい。かなりリアルだ。
「行こう!」
俺はまた優菜ちゃんの手を引いて奥に進む。
そこでとうとう優菜ちゃんは声をあげた。
「いやぁぁぁ!」
そこには無数の晒し首が置かれていた。
その反対側にはギロチンがあり、首のなくなった体がごろごろと置かれていた。
悪質過ぎる!
俺は優菜ちゃんの手を引いて駆け出す。
「早く出よう!」
その後も次から次へと、バラバラの人形や生首。
作り物であるのだろうけど、リアルすぎて気分が悪い。
最初のコメントを投稿しよう!