彼と私のSNS

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それから幾度かのメッセージでのやりとりをして、リョウマ君と私は同じ大学だと解り、彼は何度も「一度リアルで会おうよ!」と言ってきた。 会うのはすごく躊躇ったけど、あまりにも必死で思わず承諾してしまった。 私のアイコンは大好きなゆるキャラの画像、リョウマ君は自分の写メをアイコンにしていたから、時間と場所を指定し、私が声をかけることになった。 「もしかして、キミが芳恵ちゃん?」 「ぁ、はい。はじめまして……リョウマ君……ですよね?」 待ち合わせ場所につき、直ぐにリョウマ君を見つけたけれど、どうしても声をかけることが出来ず、周囲をウロウロしていたら向こうから声をかけてきた。 ────それがリアルの私達の初めての出逢いだった。
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