知らない携帯番号

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私はホテルのいつもの部屋にいた。 忍はシャワーを浴びている。 私は時計を見た。 11時5分前…もうすぐ、電話が鳴る時間。 忍がバスルームから出てきた。 同時に11時になった。 ピピピピピ…ピピピピピ… 「携帯…出なくていいのか?」 ピピピピピ…ピピピピピ…ピピピピピ…ピピピピピ… 6回目のコールが鳴って、呼び出し音は止まった。 「美沙子、出なくて良かったのか?こんな時間にかかるって事は、親しい相手じゃないの?」 「別に…」 言いかけると、また携帯電話が鳴った。 「おい、美沙子…」 私は携帯電話を見た。 携帯番号が表示されていた。私はびっくりした。 私はバスルームに入って、電話に出た。 「も、もしもし?」
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