1、「テクノ刑事(ポリス) マイナス30度の登場編」

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     かくして、三十三年前に死んだはずの坂本刑事は生き返り、補償の一環として警視庁の特別捜査官として再雇用された。  ただ、このことは警視総監と警察庁がタッグを組んだ隠ぺい工作により他言無用となった。  一番辛いのは生き返った本人。  当時付き合っていた恋人は孫のいるおばあちゃんになっており、両親はとっくに死別。後輩は出世して警視総監。  坂本にとっては、何もかもが80年代で止まっており、やることなすことチグハグな事ばかり。  そんな彼の心の支えは今も変わらないテクノミュージックと80年代を信じて生きる事。  そんな彼に転機が訪れる。  あることがきっかけで、冷凍刑事・坂本時生は30年以上前の未解決事件の捜査をすることになった。  今の捜査官にとって手がかりの無い『古い事件』も、坂本にとっては『昨日の出来事』のように超鮮明!  坂本の記憶を頼りに未解決事件の真実に向かっていくことになる。    それが「テクノ刑事ポリス」 「生き返っても頭脳は古い!20世紀のおしゃれ刑事でか!現代知らずのテクノ刑事ぽりす・坂本時生です」
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