3章

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ふと脳裏をよぎった女性 彼女は …私の大切な女性… そうだ! あの子と一緒にいた公園 あの子と一緒に歩いた商店街 彼女の顔が頭を埋めつくしていく 彼女の家はこっちだ 自然と足が動く 記憶がよみがえってきていた 僕の心も弾んでいくのがわかる 大学で出会った彼女 キラキラとまぶしい笑顔と優しさをもっていた 彼女と話すだけで心が弾み 彼女も私を愛してくれていた まて!脳裏によみがえった…あの子は涙を浮かべていた? … … … そうだ! 彼女に変な男がつきまとうようになって… あの素敵な笑顔がどんどん暗くなっていった 僕が守らねばと 毎日電話したし 送り迎えもしていた 付きまとっていた男に あの子に近づくな!と激しく言ったのも覚えている もしや 僕を襲ったのはあいつか? ヤバい あの子が危ない 僕は 痛む頭をおさえながら走った
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