80人が本棚に入れています
本棚に追加
/66ページ
その日の夜
ハルが宿屋の一室を確保してくれた部屋で、ヨージは物思いに耽っていた
ヨージ『またこの世界に来れて良かった』
酎ハイを飲みながら、煙草に火を点ける
ヨージ『妹達も生きているし、何よりヨータがこの世界に来てると思わなかった・・・それに、妹達とも上手くやれているようだし、大丈夫だろう』
窓辺から空を見上げる
夜空にドラゴンが飛んでいる
ヨージ『ワイバーン・・・お前は今頃何をしているんだ?、元気にしているのか?、またお前の背中に乗りたいよ』
ヨージには、この世界で人間以外のパートナーが居た
ヨージ『ワイバーン、またお前と会える事を祈ってるよ・・・さて、もう寝よう』
ヨージは、すぐに眠りについてしまった
ヨージが眠りについて1時間後
ハル『ヨージ兄さん、起きてる?』
ハルがヨージの部屋に入ってきた
ハル『やっぱり寝ちゃったか』
ヨージの顔を見入るハル
ハル『ヨージ兄さんの寝顔、可愛い』
ベッドの端に腰掛け、ヨージに語り掛ける
ハル『ヨージ兄さん、私ね・・・あと半年後に崩月を迎えるんだ』
悲しい表情のハル
ハル『ヨージ兄さん、崩月の回避方法が有るって言ったよね?』
更にヨージの顔を見るハル
最初のコメントを投稿しよう!