兄として男として

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その日の夜 ハルが宿屋の一室を確保してくれた部屋で、ヨージは物思いに耽っていた ヨージ『またこの世界に来れて良かった』 酎ハイを飲みながら、煙草に火を点ける ヨージ『妹達も生きているし、何よりヨータがこの世界に来てると思わなかった・・・それに、妹達とも上手くやれているようだし、大丈夫だろう』 窓辺から空を見上げる 夜空にドラゴンが飛んでいる ヨージ『ワイバーン・・・お前は今頃何をしているんだ?、元気にしているのか?、またお前の背中に乗りたいよ』 ヨージには、この世界で人間以外のパートナーが居た ヨージ『ワイバーン、またお前と会える事を祈ってるよ・・・さて、もう寝よう』 ヨージは、すぐに眠りについてしまった ヨージが眠りについて1時間後 ハル『ヨージ兄さん、起きてる?』 ハルがヨージの部屋に入ってきた ハル『やっぱり寝ちゃったか』 ヨージの顔を見入るハル ハル『ヨージ兄さんの寝顔、可愛い』 ベッドの端に腰掛け、ヨージに語り掛ける ハル『ヨージ兄さん、私ね・・・あと半年後に崩月を迎えるんだ』 悲しい表情のハル ハル『ヨージ兄さん、崩月の回避方法が有るって言ったよね?』 更にヨージの顔を見るハル
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