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「良かったね、愛也。
ワンピース見つかって」
「玲奈のおかげだよ。
今日はありがとう」
悩んだ結果。
最初に試着した花柄のワンピースを購入した私は、玲奈とショップを後にする。
……どれも良かったんだけれど。
ネイビーのシフォン素材に、ピンクと白の花柄と、好きなものがぎゅっと１枚に詰まったワンピースに惹かれて。
今日みたいに、ストライプのワイドパンツにもいいけれど。
このＧジャンを合わせたらぴったりだな、と思った事も決め手になった。
「……３時半時か。
お茶でもする？」
通行人が行き交う通路で、ふと腕時計に視線を落とした玲奈が、呟く。
「そうだね。
ひと休みしよっか」
「じゃあ５階のカフェは？
ワッフルが美味しいし」
「あ、いいね。
そこにしよう」
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