4 新たな事実

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友達よりも近くて、家族の様に大切に思っている。 ……そういう関係性っていいなあ。 「じゃあ次は瞬君の番だね」 「えっ?」 「玲奈に続いて良い出会いがあるといいね」 「あー……、どうかな」 笑顔の私に対し、瞬君は言葉を濁しながら苦笑いを浮かべる。 ……どうかな、って。 それって間違いなく現在進行形のリアクションじゃないですかっ! 「なんだあ。 気になる子がいるんだね!」 私が気にかけるまでもなく、彼にも出会いは訪れていて。 それも、すでに想いを寄せる存在がいると分かり、一人で勝手に突っ走った事が急激に恥ずかしくなる。 「……いるにはいるけど。 ただ、向こうは友達として接してくれてて、たぶん男として見られてないから、まずはそこからかな」
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