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けれど。
「……そのくらい一生懸命って事なんだよね……」
メールの効力の有無とか、そういう事じゃなくて。
どんなに多忙なスケジュールをこなしていようが、どんなに疲れていようが、それを人前では見せずにいつでも全力で仕事に向かうような人なのだから、今回も一生懸命出来る事に取り組んでいるだけで。
だから、私の送ったメールがどんな内容だろうと、先輩の軸はブレないのだ。
そしてそれはこれまでもこれからも、変わらない。
それなら。
私は私なりに先輩を応援していけばいいじゃない。
ベッドの脇に腰を下ろして思いを巡らせていたら、そんな考えが降ってきて。
「先輩しょうが焼き好きかな……」
オムライスやカレーと並ぶくらい好きなメニュー。
まだ作った事がないから、今度お母さんに作り方をおしえてもらわなくちゃ。
「……よしっ」
頑張って覚えよう！
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