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…………あっ!!
「会う事になったんだね。
わー、良かったじゃない」
およそ2ヶ月前の出来事を急いで思い出した私が、そうリアクションすると。
優は、ふんわりと笑って。
「こないだ連絡あってね。
4人で会った時の約束を覚えてくれてたみたいで、
もう飛び上がっちゃった」
「それは喜んじゃうよね。
約束を覚えてくれてたってだけでも感動するもん。
ちなみにどこに行くの?」
「彼が読書したい時に行くカフェがあるらしくて、今回はお任せするつもり」
そう話す表情は、完全に恋する女の子そのもので。
「なんだかデートみたい」
その様子を見ていた私が何気なく感想を述べたら、優は頬を赤く染め上げた。
「そんなのじゃないから!
二人で会うの初めてだし、向こうだって友達感覚で接してるはずだし、デートなんてまだまだだから」
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