第2話。新しい風が吹く。

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昼だった。 岡崎はビルの2階に奥まった所にいる。いわゆるさぼっているのだ。 この空間は一人で静かに休めるし 頭を冷やしたりするのにいい場所だ。誰もいないこの場所で静かにタバコを吸っている。 切ったタバコを最近ストレスが多くなってまた吸うことになった。 塩谷とは適当な関係を保っている。 (塩谷は仕事が何より重要だと言った。で、なかったことにした。  でも本当にお前はこれで大丈夫かな、、俺だってまだ治れなかたのに・・) 「ふぅーーーーー」 タバコの煙を深く吐いた。胸の苦しみと一緒に吹き飛ばしたいんだ。 「この胸の苦しさも煙のようにあっさりと消えればいいのにな・・」 小さく呟きながら頭を見上げて窓から見える青空を眺めた。 腫れあがった春の天気は爽やかで窓からさす暖かい日の光を 浴びていると気持ちがよくなるんだ。 「天気いいなー」 (やはりこんな日に仕事続けるのは無理無理!) そして地面の方を見つめた。 「あれっ?塩谷だ。」 塩谷の姿が見えた。塩谷は遠くから見ても分かれるくらい自分だけのオーラがある。 (何でここに来たわけ?!)
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