第2話。新しい風が吹く。

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「このチャンスをのがすわけにはいかないだろークク」 (チャンスというのはこんな時に使うんじゃない、、) 岡崎は早めに石原たちの前に立ちはだかる。 「よせ!何するんだよお前ら。」 (なんだ、岡崎は石原達と組まなかったのか、、) 「お前こそ何するんだ岡崎!実はお前も気になるんだろ?だろ??」 岡崎は石原から目をそらした。 「っ、、い、いや、、別に・・俺は、、」 岡崎は即答(そくとう)を避(さ)けたし、しぶしぶした答えには自信のなさそうに 言葉を濁(にご)した。 (はあ?なんだその間はー!!なんですぐに言えない。  なんで見たくないとはっきり言えないんだ!やはりお前だって信じられない、、) 「なあ、成田はどうだ?」 「はい。僕も気になります。ものすごく・・」 (成田!!!昨日からなんなんだよ。) 「だってな。塩谷!!悪いが一度、そのマスク、外してもらおうかー」 (、、昨日と今日は俺の人生にとって大ピンチだ!) 石原達との距離がだんだんと縮まってくる。 「止めろって!」 「フッ、笑わせるなよ岡崎!!!ここまで来て、、止められないだろう!!  さあ、どうする?塩谷!大人しく自分で外す?  それとも手伝ってあげましょうか王子様!」 (っ、、石原、、いつかはお前をぺしゃんこにしてやるっ!!) 石原達は一歩もしりぞく気配はない。
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