第3話.闇の中、心の叫び声・・

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岡崎は頬杖(ほおづえ)をついたまま色んな雑念にとらわれていた。 「やったーー!!!!」 (はっ・・) 岡崎は成田のいきなりの大声ではっと気がついた。 「やっと終わりました~~~」 気が合う石原がのんきに呼応してくれる。 「お~お~お疲れさん!」 (俺はすでに終わらせたけどな、、) 成田はまるで子供のように浮かれている。 「せんぱーーいーー」 軽快な足取りで塩谷の方へ足を運んでいる。 (あいつはいつも塩谷だよなー塩谷はいいよなぁー可愛いお・と・この後輩に愛されてークク) 仕上げた岡崎は退勤をするため散らかしてあるデスクを片付けていた。 「おおっおおーーーー」 石原が何かを見たか大げさにさわぎたてる。 岡崎は石原が向かっているところを見つめた。 「何がそんなにっ・・」 目に入ったのは塩谷と成田が体が絡み合っている場面だ。 デスクに打っち伏している塩谷を成田が後ろから抱いていたんだ。 「はあ???何してるんだお前ら!!」 (だからなんで抱いてるの??、、まさか塩谷のやつ泣いてるの?)
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