第3話.闇の中、心の叫び声・・

11/222
前へ
/577ページ
次へ
「俺、、、経験者だからな~こんなの慣れてるんだ。」 「はあ?」 「俺もやられたことある。ははっ」 「あ、そうか、、なに??」 「ははー先代ギャグ部会長によくやられましたーーー」 「お前らしいな、、」 (経験者、、石原のやつバカバカしいことをよくやってるからな・・  あれは経験者の余裕だったいうことか、、) 「ナハハハーーー」 石原は照れかくしに馬鹿笑いをした。 「やろーー今度見つけたらただではおかないぞ!!!」 石原は拳を強く握ってギャグ部会長に復讐(ふくしゅう)を誓っている。 (悪縁か・・) 成田は塩谷の椅子をくるりと回して自分の前の方に向かわせた。 「ああ、、ちょっと成田!・・」 塩谷は頭に手を当てる。 「くらくら・・」 「はあ?くらくら??どういうことですか先輩!?!」 興奮した成田は大声を出してる。 (お前のせいじゃないかよ。目覚めたばかりなのに・・) 両ひざを冷たい床について塩谷の顔をのぞきこむ。 「塩谷先輩!僕、見えますか?」 「ん?」 成田は真面目な顔をして指2本を立てて横に振り始めた。 「これ見えますか?指、何本ですか?」 「え?」 (うあっ、何してるんだ成田!!)
/577ページ

最初のコメントを投稿しよう!

128人が本棚に入れています
本棚に追加