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「ェ…」突然の事に陽二は動転しながら自分の方に倒れて来たレオンの体を抱きとめた。
「何で…あっっ」その時、
陽二の視界に入った血の付いている看板を見、
レオンが自分をかばった事を知った陽二はその目に涙を浮かべ始めた。
オレ、
レオンのこと疑って…。
その時、
自分がしていた事が如何に身勝手で人に不快感を与える悪行だったか?という事を痛感した陽二は刹那、
涙をぬぐった。
「ぜってー死ねせねぇから」陽二はそう言うと近くにいた人に救急車を呼ぶよう頼み応急処置をし始めた。
ほどなくして到着した救急車にから降りて来た救急隊員に「オレは外科医です」という言葉を発した陽二は救急隊員にレオンの状態を伝えた。
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