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「まてまてまて!ウェイト!」
「お兄ちゃん落ち着いて!」
「呼道勇騎ィ…私の守ってきた命に手を出すとはァ…」
今にも殺されかねん勢い。
勇騎さんと来たら、完全に腰が引けている。
お兄ちゃんの口調もおかしい。
が…
「やめてっていってるでしょーが!」
放たれるハリセン。
『ガッシューン…』
すると手元からジュエルが零れ落ちる。
ダラリと垂れた腕。
「お、お兄ちゃん?」
「……」
おそるおそる声をかける。
と…
「呼道勇騎てんめぇ!うちの妹に跨がりやがってぇぇぇ!」
勇騎さんの胸ぐらを掴み、ブンブンゆする。
良かった。元のお兄ちゃんに戻った…。とは思いつつも、これからあるであろう受難に頭を抱える私が、確かにそこにいた。
その後、この予感は最悪の形で私たちを襲うのだが、それはまた別の話…。
to be continued…
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