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「あまーい!」
クレープを口いっぱいにほおばりながら、マキは幸せそうに叫んだ。
放課後、リョウコに案内してもらいながらたどり着いた目的地には、オープンしたばかりということでそれなりに人が並んでいた。
同じ学校の制服を着た女の子もちらほらと見受けられ、皆一様にどの味にするか甲高い声を上げながら悩んでいた。
私たち三人も同様にやんややんやと騒ぎながら味を決め、マキはストロベリーチョコレート、リョウコはチョコミント、私はブルーベリーを注文した。
私もマキと同じように生クリームを口に詰め込んだ。
口の中にべたべたとした嫌な甘さが広がり、私は思わず飲み込むのを躊躇った。
それでも息を止めながら必死に身体の中に落とし込み、満面の笑みを浮かべてマキを見た。
「おいしいね!」
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