14人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
車に乗り込んで、女を抱き寄せキスをする。そして滑らかな脚を撫でながら、左手をスカートの中に潜り込ませた。
「焦らないで…時間はたっぷりあるから」女は甘い声でささやいた。俺の手を押さえてゾッとするほどイカした笑みを浮かべる。
ああ…その声。俺を虜にした夢の女だ。
最高にかわいらしくて、もの凄くいやらしくて、寒気がするほど魅力的だった。
「今度わたしを捨てたら許さないわ」
「もう君を離さないさ。決して」俺は女の白い頬を撫でながら言う。
捨てたって…いったい何のことだ…俺の胸に一瞬だけ疑問が浮かんだが、女の黒く濡れた目で見つめられてすぐに忘れた。
「さあエンジンをかけて出発しましょう。わたしと一緒にどこまでも行くの。あなたの命が尽きてもずっと離さないから」女が俺に抱きついて耳もとでささやいた。
「ああ…地獄の底まで君と一緒だ」
俺はもう帰らない。
俺はコルベットとこの女がいればいい。
君は最高の女さ!
ーENDー
最初のコメントを投稿しよう!