僕と彼女の事情

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「まあ大きい方。」と、ちょっと照れる。 「まぁとりあえず落ち着いてや。私、今、化けて出てんねんで?普通する?そういうこと。普通は怖がって逃げたりするんちゃうん?いや、だからズボンから手ぇ離してや。」と何故か女に説教のようなものをくらう。 「いや逃げる逃げんは個人の自由やろ。トイレ来てすることなんか1個しかないやんけ。」 「いやまぁそうかも知れんけど普通こんな状況やったらすることあるまってまってお尻向けんといてちょ、ほんまにやめてや!私そういう趣味ないけん!」そんな趣味? しかしこちらも限界を迎え、だんだん腹が立ってきたため 「いやいや趣味とかじゃなくて!じゃあちょっとマジでどっか行けや!めっちゃ邪魔やんけ!何でわざわざそんなとこ出るねん、用事があるなら玄関からこいや!なんやねんおまえ地縛霊か!?」 「いや、別に縛られてへんよ。え?なんか、トイレに縛られてるって私どんなマニアやね~ん。いやもうほんま待って待って謝るからまってって見せんといて!しまってしまってほんまにごめんてほんまに謝るからしまってって!」 「いやもぅほんまにどっか行けや!」かなり腹がたってきた。     
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