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「おねーちゃん……それは成長したとは言わないよ……」
私はあの後、メルとミサのお陰で三人のチーム編成を何とか作り上げる事が出来た。
当然、好奇心旺盛で人懐っこいメルと気さくなミサは気が合う訳で……編成されてから、私そっちのけで話がトントン拍子に進んでった。
最初からこんなに上手くいって良いのだろうかとか思うくらい……正直、怖くもある。
さて……今私は、ウキウキ気分で真優に報告してた訳だが、それに対してメールなら語尾に“(汗)”が着いてるであろう返事をされたのだった。
洗濯物を畳みながら言う彼女に一言もの申す。
「自分から初めて話しかけれたんだよ？ それだけでも、一歩成長だと思わない？」
「授業サボる時点で、成長とは言いません。ほら、洗濯物持ってく！」
「わっ！」
バサッと一気に渡された洗濯物を、慌てて両手で受け止める。
この子、本当に小学生？
なんか、ママみたいなんだけど……
ママもママでしっかり者で、仕事もそつなくこなす自慢の母ではあるけども。
真優は、そんなところが似ちゃったのかもな……
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