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部屋に行くと、携帯が着信を知らせてたので不思議に思って見てみる。
『もうすぐ結城の誕生日なんだってな! 皆で出し合ってなんか買おうぜ!』
……メル、また余計な事を……
でも、これまで毎年祝ってきたから今年も何かしようかな?
うーん……また、ケーキでも作ろうかな。
私がそう思うのは、初めてケーキを作った時に結城に褒められたから。
なんて単純……我ながら呆れるわ。
でも……それで、女子力アピール出来るなら別に何だって良いかな?
「おねーちゃん! ご飯出来るから来て!」
「はぁーい!」
リビングから聞こえる真優の声に出来る限りの大声で返事をする。
まぁ、でも……それはまた三人で話し合おう。
と、これから起きる事を知らずにこの時は只そう思ってた。
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