恋の始まり

3/8
前へ
/8ページ
次へ
「ただいま」 学校が終わり家へと帰宅し日々同じ繰り返しをする ご飯を食べ 少しだけ勉強してお風呂へ入る そして最後にはベッドへと体を投げる 今もベッドに体を沈めて無機質な携帯画面を 眺めていた そこには自分の顔のみをぼんやりと映している すると1通のメッセージが届いた事を知らせる 通知が画面に映し出された 送り主は千夏からだった 瞬間、心臓が鼓動を早めた メッセージには短く一言のみ書かれていた "8月3日会えないかな?" 何年振りかの返信はその一言のみだった "分かった 病院に向いに行くよ" 俺もそう短く返した きっと千夏は伝えたい事があるのだろうと その短い文面から察した それはきっと本人が口から伝えたい事だろうと 「ってか明日じゃないか…」 思いついたら即行動 無鉄砲で元気だった千夏らしいと思い昔を懐かしむ ように微笑みが漏れたのだった その日はよく眠れた
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加