27人が本棚に入れています
本棚に追加
「ただいま」
学校が終わり家へと帰宅し日々同じ繰り返しをする
ご飯を食べ
少しだけ勉強してお風呂へ入る
そして最後にはベッドへと体を投げる
今もベッドに体を沈めて無機質な携帯画面を
眺めていた
そこには自分の顔のみをぼんやりと映している
すると1通のメッセージが届いた事を知らせる
通知が画面に映し出された
送り主は千夏からだった
瞬間、心臓が鼓動を早めた
メッセージには短く一言のみ書かれていた
"8月3日会えないかな?"
何年振りかの返信はその一言のみだった
"分かった
病院に向いに行くよ"
俺もそう短く返した
きっと千夏は伝えたい事があるのだろうと
その短い文面から察した
それはきっと本人が口から伝えたい事だろうと
「ってか明日じゃないか…」
思いついたら即行動
無鉄砲で元気だった千夏らしいと思い昔を懐かしむ
ように微笑みが漏れたのだった
その日はよく眠れた
最初のコメントを投稿しよう!