恋の始まり

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目が覚めると昨日来た通知に再び目を通した 昨日見たままの文面がそのまま映されている それを確認し病院へと向う準備を進めた 今日から学校は休みだ 夏休みへと入りそれぞれがこの長い休みを 満喫する事だろう そう考えているとまたメッセージが飛んできた "今日の夕方5時からでお願い" 「夕方からかよ…」 そう零し準備を勧めてたのを一旦中止して 自室で時間を潰した 部屋にある漫画等で時間を潰していたが それでも長く感じた 少しずつ太陽が傾き世界をオレンジ色に染めていった そろそろいい時間だと思い家を出た 病院へ着くと車椅子に乗った千夏が顔を出した 病院のナースに車椅子を押されてこっちへと 姿を見せる ナースから何か耳元で言われているようだった やがて話が終わると自分の手で車椅子を漕ぎ 近くへと寄ってきた 「久しぶりだねハル」 千夏は浴衣を着ておりそちらに目が行った 「あぁ…これ? 今日は夏祭りだからね 連れて行ってよ」 そうお願いされた 「いいよ行こうか 話はその時にゆっくり聞かせてくれな」 「うん、沢山話したい事があるんだ」 そう話をしナースさんに頭を下げた そして夏祭りの会場へと足を運んだ
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