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告白
この日のデートも楽しくて笑い転げた。
ドライブをして、ご飯を食べて、ウインドウショッピングをして、陽が傾いた頃にまたドライブをした。
連れて来られた所は有名な山のテッペンで、車から降りてちょっと歩くと、そこにはもの凄く綺麗な夕陽が見えた。
「うわぁー、キレー!! こんな綺麗な夕陽、初めて見た。」
私が晴翔に満面の笑みで振り向くと笑顔で応えてくれる。
「そ? 咲花と見たいって思って連れて来たんだ。」
「晴翔くん…?」
晴翔は、私を見つめてハッキリと言った。
「咲花。俺、咲花のコト好きになった。俺と付き合ってくれない?」
ビックリして固まった。
そんな私に。
「返事くれる?」
「…、あ…の、わ、私も…、晴翔くんのコト…好きだよ…」
「じゃあ、オッケー?」
「うん…」
「やった!」
晴翔は私を抱きしめてきた。
その瞬間、私は世界で一番幸せな女の子になった。
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