初恋*

4/7
前へ
/77ページ
次へ
晴翔に口の中を隅々まで探検されて、私は身体中の力が抜けてしまった。 そんな私の身体を晴翔が支えてくれた。 「咲花、軽いな。」 「ガリガリのチビ助だから…。色気も何も無くてゴメンね…。」 「小ちゃくて細っこい咲花、俺にはすごく可愛いよ。それに、俺にキスされてる顔、色っぽいよ。誰も知らない咲花のエロい顔、他の男になんか見せたらダメだよ。」 私にとってコンプレックスでしか無いコトを、こんな風に良い様に言ってくれる男のコは初めてだった。 初めてキスされて、抱き締められて、褒められて、私は完全に舞い上がってしまった。 晴翔のコト大好きって思ってて、そしたら晴翔から好きって言われて、本当に嬉しかった。 晴翔に「俺の彼女」って言われて有頂天になった。
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

270人が本棚に入れています
本棚に追加