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その日もいつも通りのデートだと思っていた。
いつも通りご飯食べてお茶してスイーツを堪能してドライブ。
今日はどこに連れて行ってくれるんだろう。
私はノー天気に、そんな事を思いながら心地よい音楽と振動に身を委ねて、いつしか夢の中へと落ち込んでいった。
「咲花、着いたよ。」
「ん…」
寝ぼけながら、どこ?と思って目を開けると…。
暗い…。?
「ここどこ?」
「ん?ホテル。」
「ほてる…?」
「そ…、咲花と2人きりでイチャイチャしたいなって思って…」
イチャイチャって…、いや、私もしたいけど、ってじゃなくて…!!
「咲花は、イヤ? 俺とイチャイチャしたくない?」
そう言いながら、晴翔が私に覆いかぶさってキスをしてきた。
それは、頭の中が溶けていきそうな甘い甘いキスで、一瞬で私の思考回路はショートした。
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