最終章  あいつらって…今何してるんだろ?

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仕事が終わり、ヘトヘトになった俺は帰宅した。体はヘトヘトだけど、脳内は絶好調だ。 その証拠に、キモオタとまだ汚れを知らない幼女が二人っきりになったらどうなるのか?…とかを想像しているんだもん。 え?発想がキモい?ゴメンねぇえ?キモくて! そして、俺は帰宅途中の電車内でふと思った。 流れ行く窓辺をボーと見ている時に頭にパッと来たのだ。…キモオタの想像ではなく、もっと違う事だ。 それは、小学校、中学校、高校と同じだった友達の事だ。 幼馴染みで、とても面白い奴らだった。そいつらで遊んでいたら時間が早く感じるのだ。 「あいつら…何してんだろう。」 俺は窓辺を見てボソッと独り言を言った。 周りには乗車客は少なく、独り言を言っても気に掛ける奴はいなかった。…てか、この電車終電だったけ? どうりで、人が少ないわけだ。 そして、俺は窓辺をボーとしながら見て思い返していた。高校を卒業して何をしているのかを。 高校卒業し、俺は普通に営業に務め…サラリーマンとして稼ぐ事にした。安定安心な職だから、俺にはぴったりの職業だ。そして、人と話すのは好きだからな。  そんで、務めてく内に余り笑わなくなったな…。 無邪気に笑っていた頃はどこに行ったのやら。 そう言えば、友達に人と話すのは嫌いって言う奴居たっけ?……アイツ今どうしてんだろ? あ、アイツも居たな…話が好きすぎて、授業中にベラベラ喋ってる奴も。 ……そう思い返しているとだんだんと青春時代に遊んでいた友達の事を振り返っていた。 話が好きな友達、虫が好きな友達、ファッションが好きな友達、髪を弄るのが好きな友達、女と絡み合うのが好きな友達、機械を弄るのが好きな友達、勉強が凄く出来る友達……あぁ、懐かしいなぁ。 あいつら…一体今なにしてんだろ? 働いてんのかな?死んでいるのかな?どっか海外に行って仕事とかしてるのかな? あぁ…無邪気に笑っていたあの頃に戻りてぇな。 『次は~…◯◯駅~◯◯駅』 おっと、そう考えている内に最寄り駅だ。早く帰って風呂入ってメシ食って嫁に癒してもらって寝よう。明日も仕事だからな! たまにはあいつらに電話するか…。 そして、俺は明日に向かって帰宅するのであった。
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