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「俺は佳世しか考えたくないんだ。結婚相手は」
「あ、ありがとう…で、でも…今の仕事、辞めたくないの…」
五年前に平井 崇は佐原 佳世にプロポーズしたが、仕事を辞めたくない理由で断られてしまった…
それ以来、崇は佳世との結婚を諦めようと何度も考えたが、先へ踏み切れないでいた。
佳世は崇にプロポーズされた時は、天に昇るような幸せを感じたけど仕事の愉しさを覚えたばかりで、1、2年は待って欲しいの思いからプロポーズを受け入れれなかった。
31になり、崇との結婚を強く望むようになった佳世は再び、プロポーズしてくれないかなと心待ちするようになった。
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