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ー五年後
同窓会に出席した崇と佳世夫婦は三つ子を連れ添っていた。
寿退社して五年目の佳世は崇の計らいで、金融コンサルタントとして働き始めていた。
崇は部長に昇格していて、比較的に自由な時間が取れるようになり家族サービスをする日が増えた。
「この同窓会は崇と佳世抜きでは成り立たないんだぞ!皆が世を去るまで不滅だあ!!!」
毎回変わらない幹事の叫びに、崇は佳世と結婚して良かったと思えたし、佳世も崇を選んで良かったと思った。
「佳世、愛してるよ」
「うん、あたしも愛しています」
宴会も終盤に近づいた頃、崇と佳世は皆の前で唇を重ねた。
ー完ー
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