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俺は最悪の気分のまま学校へ向かった。
毎朝こんな兄の絡みが続けば
いつか学校を休まねばならんくらいに
体調が崩れそうだ…。
でもそんな兄が1流企業で
働いてくれているおかげもあって
俺はちょっとリッチな学校へ通えている。
…男子校だがな…。
俺は共学の進学校に行きたかったんだが
頭の偏差値が地味に足りてなくて
金さえあれば入れるような
男子校に入学することになった。
俺の教室での存在と言えば
まさに空気。
いじめられることもなく、
人気者になるわけでもなく、
ただただ空気。
1人でいても友達がいない訳じゃない。
空気だからみんな
俺の存在に気づいてないだけだ。
俺は人と会話したくないから
この男子校は色々と天国なのだ。
このまま幸せに3年間過ごせたらと思う。
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