プロローグ

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全てがカカシのように見えた。 何もかも全てだ。 何故人は会話をしなければいけないのか。 1人じゃ生きていけないのか。 分からなかった。 有り得ない話だが もし生命が独りでに誕生して 生活を1人でできたならば 俺はどれだけ幸せに感じただろう…。 呼吸をするように人は人と会話する。 俺はそれが苦手だった。 けど… あいつに会わなければ 愛されることも愛すことも 知らなくて良かったのに…。
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