第6章待って私も伝えたい気持ちがあるのに
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その後はというと雅は何もなかったかのように明るく振舞い続ける ジリリリリ『まもなく3番線 北海道さっぽろ行き列車がはっしゃいたします』 あぁ私の足もっと速く動いてこれを拓矢さんに プシューカタカタカタカタゴォーーーーだんだん速度を上げ走り去ってゆく電車 その背をじっと見つめ悔しさと悲しみの涙がほおをたどる (み)とどかなかった 私の思い本当の気持ち 恋とは一つのかけ事に過ぎない
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