第1章写真

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日差しが照り付ける海の音が聞こえる。ここは海に面した学校 糸満市の街 (の)雅一緒にかえろぉー(み)今行くー 私、宮崎雅16歳カフェ「SMILEシーサー」を営んでおります。私の隣にいるのが同じクラスの比嘉野乃子と3組の岡城香恋。小学校から一緒。 (み)あっそーだ私のお店に来ない?新作ができたの2人に食べてもらいたくて (か)あぁ~この前言ってた夏のスウィーツできたんだ 3人は熱い中、商店街を抜け水をまいてるおばあさんの前を通りカスタード色の壁に「SMILEシーサー」と書いてある店に飛び込んだ (全)熱ー!(み)待って今クーラーつけるから カウンター席に2人は座り雅はカバンを下ろしエプロンを付けカウンターへ2人に水を出し、そして濃いオレンジ色をした液体とサイダーを混ぜたものを出した (み)ハイまずこれが新作「マンゴーパイン炭酸割り」になります。それとおしぼり 2人は色・香りを確かめ一口 (の)おいしぃ(か)うんマンゴーの果肉がゴロッとは言ってていい! 太いストローを吸いながら2人はおいしそうに飲む。その間に雅は白く光輝く貝のお皿に自信作のスウィーツを盛りつけていく最後にソースをかけて完成 (み)こっちも食べて(か)わぁキレーイ アイスにケーキフルーツも (み)アイスにはシークアーサーの皮を使用しており、チーズケーキのソースはレモンでさっぱり仕上げました。 その横にはパイン・メロン・桃が美しく盛り付けれている豪華ではあるが気品があり午後のおやつにピッタリだ。 私(雅)の父は単身赴任で家にはいない母は絵・小物アクセサリー・ステンドグラス何でもこなす器用もの母の作った作品は我が店にも置いてある。 少しでも家計の助けになればと初めたこのお店、今では学校帰りの子、町の人達みんなが来てくれる。 新作ができたら親友2人に試食してもらいOKが出たら店のメニューになる カランカラン鉄でできたドアチャイムが鳴り沢山の人が入ってくる和やかな会話があり、自分の作った食事を食べてくれる人がいる。 こんなにも幸せな日々とても満足しているだと思いたい。
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