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雅は焦りを隠せない
(た)雅さんっ俺の事避けてませんか
(み)そっそんなことないです
森の方へと帰ろうと3歩あるき4歩目を踏み出そうとしたその瞬間
左手を掴まれ一気に鼓動がMAXにたっした
(た)俺の事そんなに嫌いですか泳ぎ下手だから?俺は・・・・幼いころに父親の会社が転勤続きでしょっちゅう転校して引っ込み思案だった。
誰も俺にかまってくれなくてでも、こっちに来たら雅が明るく話しかけてくれた嬉しかったん・・
拓矢が話し終わらないうちに雅が口を開きこう告げた
(み)結局あなたもほかの人たちと同じなのね外面からしか見ていない
ゾクッ拓矢の背中に寒気が走る雅の顔は引きつりこちらを痛々しい目でにらみつけてくる
そんな拓矢をそっちのけで話し出す
(み)私は明るくもないしあなたに好かれるような女じゃない。
あなたに優しくしたのはあくまでも店員とお客の立場だったからよ
バッ勢いよく拓矢から手を振り払うとそのまま森の方へかけていった
雅が去ったあとその場は真夏なのに冬に冷たい空気に包まれた。
俺雅の本当の姿知っちゃったのかな・・・
足を踏み入れてはいけない場所に今藤白拓矢は、立っている
それからの雅は何事もなかった様に明るく振舞い続ける
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