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（素敵…とっても良いわ…）
受け取って来たアルバムを広げ、私は思わず微笑んでしまった。
そこに映っているのは、美しく華やかな私…
子供の頃や、中学や高校の時の写真、そして、今より若い頃の写真…
すべて、自信に溢れ、大輪の薔薇のような存在感を持った私は、本当に美しくて、見惚れてしまう。
私は過去を手に入れた。
ある小雨の降る日…ふと目についた宝くじ売り場に、私はまるで吸い寄せられるように向かい…
そこで、宝くじを１０枚を買った。
なぜ買ったのかは自分でも良くわからない。
もちろん、当たる予感なんて砂粒程もなかった。
なのに、それが当たった…
今まで良いことなんて何もなかったその罪滅ぼしかのように、私は大金を手にしてしまった。
誰もが羨む程の大金を…
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