第二話 MAJIC&BEAST(魔法を使える獣、魔獣)

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「どうして、まだ決着はついていないのに。それにまだ体力は大丈夫だけど。」 「時間を見ろ、もう六時だ。前もって外出届とかを出してるから一時間ぐらいなら大丈夫だが、早めに帰るぞ。そろそろ日が沈むのも早くなってきたしな。」 一応、寮の門限五時になっている。今じゃ、部活なんてすることもないからこの時間だ。それに五時を過ぎれば周りが木々で覆われているのもあって、暗くなるのが早いから魔獣にでも襲われたら大変だ。だから、届出を出さない限り、門限を守らなくてはいけない。夜型の魔獣が活発に動き出すのは午後六時くらいだ。過去に襲われそうになった生徒がいた。
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